2019年09月04日
台風逃げ切り台湾旅行⑧思いがけずの廃墟コース

ジョッキいっぱいのタピオカミルクティーをガッツで胃袋に流し込み、春水堂創始店をあとにした我々。
腹ごなしがてら、徒歩で行ける歴史名所へ行ってみる事に。
道禾六芸文化館台中刑務所演武場

Google Mapを操作していたらたまたま見つけた歴史建築。
なんでも日本統治時代に建てられた武道館が保存されているとの事。
敷地内に入ると、ガジュマルの木がお出迎え。

最近まで現役で使用されていた旧台中駅といい、昨日行った宮原眼科や第四信用合作社といい、
台湾が日本だった頃の建物が良い状態で残されているのは日本人としてやはり嬉しいですね。


普通に展示室があったり、今でも使われている道場もあるようで、
わざわざ訪れるまではないにしても、ちょっと立ち寄って時代の空気に触れるのも良いもんですな。
で、ひとしきり敷地内を歩き、弓道場の塀の隙間から気になる光景を発見。

ん?でっかいガジュマルに侵食された家屋・・・・?え、なんだここ?
気になって裏手に歩いてみると、

1軒、2軒ではなく、このエリア全体がもう何十年も時が止まってしまったかのような廃墟だらけの一画。
家々はガジュマルの木に侵食されて崩壊寸前。

家の前の塀も植物が入り込んで亀裂が入ったり傾いていたりと、かなり危険な状態。
日本ならすぐに取り壊すか区画全体を立ち入り禁止にするのでしょうけど、まったくの手つかず状態。

↑ いや、こんなん廃墟マニアにはたまらんでしょ
しかも中にはラクラク塀の中に侵入できそうな家もあったりして(さすがに怖すぎてムリ)、
廃墟マニアではないけれどアンコールワット遺跡を見た時よりも興奮したかもしれない。

官舎の跡か何かかしら、ここ。
台中のこんな街のド真ん中に、こんな時代に取り残された場所があったなんてとオドロキ。

ここだけ不思議な静けさと空気がピーンと張りつめた冷たさがあって、そこにいるのは自分たちだけ。
いやあ、思いがけず貴重なものを見ることができた。コスプレ写真のロケとかええかも(テキトー)。
そうこうしているうちに雨がパラつき始め、
実は福岡にいる時から今回の旅では1日に何回も折りたたみ傘を閉じたり開いたりしている我々。
再び折り畳み傘を開いて次の目的地へ向かいます。
Posted by マホチン at 07:00│Comments(0)
│台風逃げ切り台中旅行