2019年09月02日

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

台中2日目。

この日は朝から「彩虹眷村」に向かうべく、朝食も食べず7時に出発。

彩虹眷村

今や台中に来たら外せない観光スポットとなっている「彩虹眷村」は今から約10年前、
当時既に80歳オーバーだったおじいさんが、取り壊される予定の集合住宅の壁に絵を描き始めたところ、
そのカラフルでポップなイラストが瞬く間にメディアで話題となり、一躍有名スポットになってしまった村。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

日本だとクレイジージャーニーで奇怪遺産の佐藤さんが取り上げて知った方も多いと思いますが、
恥ずかしながらアタイもその端くれ。

まー、佐藤さんが取り上げた時点ではまだここまで有名ではなかったのでしょうね。

Google Mapのクチコミを見ると、”とにかく人が多い!”というコメントが多かったので、
週末という事もあって朝一を目指して行く事に。

バスで乗り換えナシでも行けそうだったのだけど、乗り場が分かりづらかったので、
台鉄+駅前からバスで向かう事に。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村 台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

ちなみに台中のバスは10㎞以内は無料とのこと。台中サイコーだぜ!
この旅中、10回以上バスに乗ったけど、アプリで乗車記録を確認するとトータル0円。ッシャー!

Google Mapだけではバスの正確な時間などカバーしきれない点もあるので、
昨夜のうちに「台中公車通」アプリをダウンロード済み。

現地語オンリーではあるものの、
最寄りのバス停、あと何分でバスが到着するか等確認できるので非常に便利でした。

というワケで、最寄りのバス停から徒歩1分で彩虹眷村に到着。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村
↑ 一面カラフル

テレビやネットで何度も目にした画でありながら、実際に目にすると圧巻。
ひたすら広がる原色の世界。

80歳を過ぎたおじいさんがたった1人で描き上げたとは思えないスケールと可愛さ。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

早朝にやってきた作成は功を奏し、この時点で観光客は我々と数人のみ。

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夢中で写真を撮ったり壁画を眺めていたら、ついに十数人のツアー客がやってくるのを確認。
あー、大陸の方々が来ちゃったよと思ったら、

ガイド「ハーイ。コノ人ガ絵ヲ描イタオジイサンデース。ドウゾ、一緒ニ写真トッテクダサーイ」

って、えー!日本人のツアーデスカー!
そんでもっておじいさん居るのー?!

とパット見ると、まさにそこに作者のおじいさんが鎮座。いたよ本人!

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

敷地内には案内図あり、売店あり、ドリンクコーナーあり、団体客が来ても大丈夫な公衆トイレあり、
御年90歳を超える作者のおじいさん自ら写真に応えてくれたりと、行政も加わっての力の入れよう。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村
↑ そんなに広くはないけど、マップまである

おじいさんの半生を紹介したコーナーもあり。おじいさん、香港の方でしたか。
軍人としての務めを終えた後デパートで警備員をしたりして、80歳を過ぎて突如絵を描き始め、
90歳を過ぎた今は連日押し寄せる観光客との写真に応じる日々・・・。老後を過ぎても長い人生だな。

ここぞとばかりにグッズも幅広く展開中。

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友人はポストカードとスーツケースタグを、私はいつ使うんだと思いつつマスキングテープを購入し、
しっかりおじいさんと記念写真を撮ってもらったのでした。わーい。

そんな感じで過ごしていたら時間の経過とともに人が段々増えはじめ、
気が付くと辺り一面人だらけ。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

帰りのバスを待つ間にも次々ツアーバスが停車し、村に向かって大量の観光客が歩く姿が凄かった。
本当に朝一に来て正解だったよ・・・。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村
↑ 押し寄せる人の波

観光地化された場所、というと何だかネガティブな意味合いにとらわれがちだけど、
こうしてたった1人のおじいさんが始めた事で取り壊される予定だった建物が保護されて、
ここで観光客がいっぱいお金を落としてくれる事で街が潤うならいいよね。

大満足で村を後にし、再び元来たルートで台中駅エリアに戻ります。

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↑ まさかの満員電車

そういえば台中に着いた日、旧台中駅舎があまりにステキでカッコエエ!と大コーフンしたのだけど、
気になって調べてみたら日本統治時代に建てられたこの駅舎、ナント2016年まで使われていたらしい。

え、そんな最近まで使われてたの?!(詳しくはこちら

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日本でもこんな戦前のレンガ造りの駅舎なんて東京駅しか見たことないからね。カッケェェェ。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

プラットホームもそのまま。
台湾に来て、この国が日本だったころの名残が残っているのは嬉しくなりますね。

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さて、朝食抜きだったのでいよいよ餓鬼状態になってきた我々。そういえば、朝から水分も取ってねえや。
最後の力を振り絞って足早に向かったのがこちら。

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なぜだか今、我が地元でも凄まじい行列を作るほどタピオカミルクティーの人気は今だ衰えずですが、
実は発祥となったのはここ台中。というワケで、記念にその「春水堂」の創始店に行ってみた。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村
↑ ここがタピオカミルクティー発祥の地である事が書かれている

ちょうど満席だったため、仕方なくアウトサイドのテーブルについてオーダーをしたものの、滝汗止まらず。
幸い席が空いたところで冷房の効いた店内へ。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

さほど広くない店の奥には水の流れるオブジェのようなものもあって、

あれ?コレ何かの臭いがするなぁと思い、
友人に「ねーこの臭いなんだろ」と聞いたら、「これアレだよ、ドブ臭!」

それだー!流れる水からくるドブ臭・・・。
まぁ、そのうち気にならなくなるだろ・・・と思いながら待つこと数分。

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↑ 自家製ゴマ油風味そうめん

店内には写真付きのメニューがあったようですが、我々外で待っている間にオーダーしたため、
完全に漢字を見ての勘オーダー。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村
↑ 餃子

このお店、タピオカミルクティー発祥と言いながら「実は食べ物も美味しい」との事で、
タピオカのようなモッチモチの皮に包まれた餃子は肉感もちゃんとあってトゥルトゥルした触感がイケる!

ゴマが香るそうめんも非常に旨いのだが、しかしミルクティーがこない。

脱水状態で珍しくMサイズを頼んだのに、ドリンクが届く気配なし。
あのー私、ドリンク無しでゴハンが食べられないタイプなんですけどー。

で、食べ終わった頃に届いたタピオカミルクティーがこちら。

台風逃げ切り台中旅行⑦彩虹眷村

デッカ!!

しもうたー!!このサイズと知ってたらSにすればヨカッター!!
ジョッキサイズのタピオカミルクティー、重い・・・。こんなの全部胃袋に収まるんだろうか・・・。

とりあえず飲む。うっまー!!

よく考えたら普段持ち帰りでしか飲まないから、グラスで飲むのは初めて。
ビールみたいに泡がしっかり立ってたんですね。だから「バブルティー」と言うのか!と納得。

こちらのタピオカ、小粒でビックリ。春水堂のタピオカが全部このサイズなんでしょうか。
この小粒感いいぞ。ちゃんとお店で飲んでいるせいか、今まで飲んだものより美味しい気がする。

美味しい・・・美味しいけど、この量はキツイ。最後は消化試合になってしまったのが無念。

というワケで、台中観光午前の部終了。


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