沖縄好きな元広島演劇人の西オーストラリアその後日記

回転寿司で昼食を済ませた後、支笏湖行きのバスの時間まで余裕があったので、
腹ごなしを兼ねてタクシーを使わず徒歩で千歳駅まで移動。暖冬だからこそできる事だわ。

新千歳空港を出発し、千歳駅前を経由して支笏湖に到着する公共バスは１日わずか４本。

「氷濤まつり」開催中は臨時バスも運行されるとの事で、ちょうど私らの前で満席になったものの、
すぐに次のバスがやってきて無事乗車。ICOCAもちゃんと使えました。



千歳駅から支笏湖までは公共バスで４０分。
気が付くと自然豊かな道を走っていたものの、本当に雪が少ない。

終点の支笏湖バスターミナルで下車すると、そこがもう氷濤まつりの会場だった。
とりあえず宿からの送迎バスに乗り込み、ひたすら支笏湖ビューな道を走る事１５分。



今回お世話になったのはこちらのお宿。

丸駒温泉旅館





支笏湖を望む大正４年創業の老舗温泉宿。

結構秘境っぽい場所にあるなぁとは思ったけど、電機はすべて自家発電。
創業当初は陸路ではなく、支笏湖から船で来るお客を迎えていたのだとか。


↑　館内には温泉宿の歴史を伝える展示もあり

「氷濤まつり」開催中の週末とあって、どこもハイシーズ価格な支笏湖エリアの中で、
比較的手頃な価格帯と秘湯温泉という事もあってこちらを選んだのだけど、


↑　１番安いサイトから予約したので、支笏湖ビューではなく駐車場ビューなお部屋でした

チェックイン後のお部屋案内に氷濤まつり会場までの送迎、
お部屋食から布団敷きまでのフルサービス等々、老舗温泉旅館ならではの温かい接客が良かった。

温泉は支笏湖を望む絶景露天風呂に加え、全国的にも希少な足元から沸く天然温泉もアリ。

チェックインするとすぐさま氷濤まつり会場への送迎について伝えられ、３０分後に出発するとの事で、
アワワ・・・と荷物の大半を占める衣類を引っ張り出してブクブクに重ね着。ああ、もう汗が止まらない。

再び支笏湖ビューな道を走り、途中で野生の鹿を発見したりしながら氷濤まつり会場に到着。



千歳・支笏湖　氷濤まつり

支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付け凍らせた、大小様々な氷のオブジェが立ち並ぶ、
北海道を代表する冬の祭典。


↑　支笏湖ブルーと呼ばれる氷のオブジェ

日没前に訪れると、美しいブルーの氷像が楽しめ、日没後はカラフルにライトアップ。


↑　苔のトンネル

ひゃぁ！スゴイスゴイ！



この後宿の夕食を控えた身で、会場に設置された飲食コーナーの誘惑に抗うのは辛かった・・・。
こんなとこでうどんだのおでんだの、絶対旨いやろー。

我慢できず、小腹を満たすためベーコンとホットワインだけ買い食い。


↑　誘惑に負けた・・・

うっわ！！ベーコン、ウッマァァァ！！お肉の脂、たまらなく美味しい。
ほんで冷え切った体にホットワインが染みる～。



やはり暖冬の影響か、安全上の理由で立ち入り禁止個所がいくつかあり、
案内されていた協力金の徴収がなかったのはそのせいかもしれない。



極寒の中、昨秋から地元の方々が設営された苦労を思うと、
協力金くらい喜んで出すから是非今後も続けて欲しい。




↑　日没後、徐々に混み始める会場内

さすがに体がガッツリ冷え切ったものの、宿の車が来るまではまだまだ時間があったので、
たまらず近くのビジターセンターに避難。あああ、温かい・・・。

トイレを借りて、展示品を見て、椅子に座って休憩をしていたら、花火が打ちあがる時間になり、
外に出るのも寒いのでこのまま屋内から花火を鑑賞。

一瞬で終わるのを想定していたのだけど、
協賛企業が多いのか、思ったよりたくさん打ち上って冬の花火を楽しめた。



再び宿の送迎バスに乗り、部屋に戻ると慌ただしく夕食タイム。
１番安いプランにしたのに、想定外のお部屋食で、お品書きにもテンションが上がります。



冷蔵庫が懐かしい課金制のヤツってのもオモロイ。
早速瓶ビールをイタダキマス。



ハァ・・・。旨い。本当は温泉→夕食の流れでいきたかったけど、氷濤まつりに行ってたからしゃーない。



お料理、どれも美味しかったけど、鴨鍋美味しかったなぁ。
最後ゴハンに汁ぶっかけて食べたわ。あれで雑炊したら旨いやろうな。

温泉に入った後はチューハイを買って再び部屋呑み。

いつもはゲストハウスだったりビジホに泊まり、夕食は近くで食べるスタイルが多いけど、
こんな周りに何もない秘境の温泉宿泊もいいね。