2018年04月15日
屯渓老街散策からの注文失敗

あらあら、ダラダラと旅日記がストップしている間にアクセス数が増えてるわ。なぜかしら。
さて旅日記、えーと3日目つづきでございます。

若貴のお兄ちゃん似のドライバーが運転するタクシーに揺られる事、30分。
山からガラリと変わり、オールドタウンに到着。
屯渓老街

まさに中国に来た外国人(←お前だよ)ウケしそうな街並み。
前に雲南省で行った大理とか麗江とかもそうだけど、
こういう場所って「テーマパークみたい」とか「観光地化されてて~」と言われたりするけど、
自分はこういう観光地、全然否定しません。
観光客向けのオサレなカフェや土産物屋にワクワクしつつ、予約した宿探し。


ちっ。石畳の道をスーツケースを引きずって歩くのは大変だぜ。
しかも予約したのはお店が密集する中の小さなB&Bのため、なかなか見つからない。
えーと、地図上ではここなのに、おかしいな看板が見つからない。
最終的に母にスーツケースを預け、ひとり携帯を片手にグルグル。
で、ようやっと宿発見!!って、さっきオバちゃんに教えられた道、違うとるし!

↑ 箱型な外観
Guzo Su The Old House Boutique Hotel & Cafe
Booking.comの写真を見たら、予約せずには居られなかった。
外国人もいっぱい泊まってて高評価なのが選んだ決め手。
宿のちびっ子に迎えられ、アットホームな雰囲気。
いきなりカフェスペースが素敵。

↑ 上から見た図
宿のお姉さんは安心の英語対応で、
明日朝早いけど朝食は食べれるか聞いたら、テイクアウトを用意してくれる事に。やたー!


聞けばこちら、築100年以上の建物をリノベーションしたとの事。そ、そんなに古かったのか!
お部屋はこんな感じ。

案内してくれたお姉さんは度々、
「ソーリー、オールド(古くてごめんね)」と恥ずかしそうに言うてたけど、いやいや。いいよいいよ!


オサレにリノベーションされたお部屋は、家具や小物も良い感じ。
洗面台が2個あるところなんかもポイント高い(オサレ過ぎて蛇口の使い方が分からないYO!)
宿唯一のバスタブ付きの部屋を予約したのだけど、予約サイトの写真を見る限り、
”あれ、これ部屋にバスタブある系?”って思ったら、ホントにその通りだった。

↑ よほど仲良しでないと泊まれない「部屋にバスタブ」
お部屋の鍵が南京錠だったり、声が筒抜けだったり、カビ臭さだったり、古さ故の難点はあるものの、
レトロな雰囲気を満喫したい人はホテル泊まるよりいいよ、ここ。
言葉の問題もないし、外国人に高評価なのが分かるわ~。
うわー!!いいねぇと興奮したのもつかの間、荷物を降ろす間もなく、
突然母が床にピーナッツをぶちまけるの巻(怒)

↑ 入ってソッコー、部屋を散らかす母
「ちょっと!何で入ってすぐナッツバラ巻く?!信じられん!」
「違うんよ、このビニールがいきなり破れたんよ!」
「ってか、いつからナッツ食べとったん?!人が必死に宿探して歩きよったのに!」
「このビニール、質悪いわー。いきなり底が抜けたんよ」
「ええけー、全部拾ってや」
とマジ説教。こういう諍いが連続なのが母娘旅。まー大体私の方がキレてるんだけど。
とりあえず荷物をさばいて携帯の充電とシャワー&着替えを済ませて散策に。
しかし雨&寒さでソッコー宿に引き返し。何故だろう、山頂に居た時より寒い。
ブクブクに着替えて傘を片手に出発。
黄山名物の土産物屋があったのでフラリと中へ。

昨日駅で買ったパイのような生地に甘いお肉が入った名物「黄山焼餅」。
基本はお肉みたいなのだけど、甘いテイストのものがなかなか美味しかったのでお買い上げ。
この後、街歩きで山のように「黄山焼餅」屋さんを見る事になるのだけど、
ここのお店が衛生的で美味しかったので、後からもう1回お店に行って買い増ししてしまった。

↑ あまたある「黄山焼餅」のお店で、ここの芒果味が1番衛生的&美味しかった
さらにテクテク歩いて、パン屋さんでココナッツ味のクッキーを購入。これは自分用。

↑ ココナッツを発見すると買わずにはいられない
お腹は空いているのだけど、なかなかピンとくるお店が見つからず、ここはひとつTrip Adviserで検索。
2㎞ほど歩いたオールドタウンの中に老舗っぽい店があったのでそこに行く事に。

↑ タイムスリップしたかのような街並みの奥には、ビル群が連なる景観。不思議だ
川を渡るとまた新たなストリートが始まり、こちらはさながら映画のセットのよう。
我々の宿があるエリアとはまた違った雰囲気。

↑ 台湾の九份っぽい

↑ ご覧の通り雨です

↑ どこもかしこも「黄山焼餅」を売っている

↑ 土産物屋は多いけど、買いたい物は何もない
さて、ようやっと目当てのお店に到着。
老街第一楼
トリップアドバイザーを見ると、「中国政府も認定の高級郷土料理レストラン」との事。ふーん。
すぐに席に案内されたものの、お客が絶え間なく来ている。おお、人気店なのか。
さて、問題の注文。食べられるのは2、3皿なので悩むー。
郷土料理だからか、今までは漢字で何となく想像できた料理が、この店では想像できない物ばかり。
結構時間をかけた後、写真とオススメマークの中から何となく想像した料理をオーダー。

↑ 「微州糖小排」
まずはいきなりお肉の山盛りがどーん。
甘めのタレで絡まったお肉が旨いのだけど、一瞬にして手がベッタベタに。
続いて、「酒香米紦」

見た目パンケーキだけど、食べると全然違う。
お酒の香りのするライスケーキみたいな感じ。甘さはほとんど無い。うん嫌いじゃないわ、コレ。
既に2皿で量が多くて、あーこの後茄子と豆花くるし、頑張らねばとせっせと肉と格闘していたら、
まさかまさかの、お肉2皿目登場!頼んでねーし!
指差しオーダーで伝わったと思ったけど、なぜかお肉が2皿でオーダーされてて、
頼んだはずの豆花が通っていなかった事がジェスチャーと中国語で判明。
お肉はもちろんパスして、豆花はどうするか聞かれたけど、、既にお腹いっぱいなのでキャンセル。

そうこうしていると茄子が登場。美味しいけど、これは白飯マストだな、白飯を追加。
もう私、さっき2皿目の山盛りお肉を見た瞬間、一気にお腹がいっぱいになったわ。もう食えねー。
隣のテーブルを見ると、空心菜だか青梗菜だか美味しそうな緑色の料理を頬張っている。
あー、それそれ、アタイそれが食べたかったアルヨ!
さらにお隣のテーブルに運ばれるトマトと卵の炒め物。あー!それも食べたかった!!
ちょっと私たち、頑張って選んだわりにオーダーのチョイスを失敗したかなぁ。どれも黒いしな。
・・・と、ちょっと残念な気持ちでいると、別の席の女3人組に突然話しかけられた。
「ねえねえ、それ何?美味しい?」と聞かれたので、
メニューを指さして「ツェガ(これ)。ハオツー(美味しいよ)」と言ったら、
「じゃ、そっちのは?」と我々が食べてる物を次々聞いてくる女3人組。
そうか、そういう手があったのか。人が食ってる旨そうな物を聞くっていうね・・・。
それにしてもこの3人、一瞬たりとも「え、コイツ外国人か」というリアクション一切ナシでグイグイきてたな。
なぜかオール中国語で会話成立してたけど。
こちらのお店、入った時は気づかなかったけどかなりデカくて、トイレを探して4階まで行ってしまった。
高級レストランだけあってトイレはキレイだったけど、
私の前を歩いていたオバちゃんが個室に入る前からスカートを捲し上げながら扉を閉めたのはビビった。
中に入ってから脱ごうよ・・・。

さて、テクテク歩いて宿まで帰りますか。
再び川を渡ってオサレストリートに戻ると、誰も居ない中ひっそりとプロジェクションマッピングが。
え、何だろこのお金のかけ方。

↑ 我々の宿の壁面に浮かび上がるアニメーション
すっかり冷え切った体をバスタブで温め(ミルクの入浴剤が用意されてた!)、
フロントでビールを買ってイタダキマス。

部屋のヒーターが古過ぎて、火事を起こしてはイカンとオフにして就寝。
うっかり洗濯しちゃったけど、こりゃ全然乾きそうにないわー。
Posted by マホチン at 21:39│Comments(0)
│中国(黄山・蘇州)の旅