2011年01月20日
再会のカンボジア
1月9日(日)
国境越えの朝。
今日は7時のピックアップバスに乗り、カンボジアの首都プノンペンに移動する。
目が覚めると7時10分。
って、寝坊やん!!
宿のねーちゃん、昨日起こしてくれるって言うたやん!!
急ぎでガガガと支度をし、ダダダと階段を降りていたら、自分の荷物で踵を強打。
置きぬけにデカいカサブタをこしらえるの巻。
急いでチェックアウトを済ませ、預けていたパスポートを受取ってバスへ。
フランスパンサンド&アイス珈琲を買うつもりできっちりドンを残していたのに、ムダになってしまった。
ってか、朝ゴハン抜きですかーい!!
ホントに起こしてくれるんだろうな、と疑ってたけど、
きっちり疑ってた通りのことが起こるからね、この国。
さて、カンボジア。
前夜ガイドブックを読んでて、怖そうなことばかり記述されててすっかりビビったオイラ。
ベトナムではボったくるし騙すしで、気を付けようと思っていたけど、
こっちは命の危険レベルなことが書いてあるじゃない。不安・・・。
さらに事前にビザを取得していないオイラ、国境でスムーズにアライバルビザが取れるのか。
国境職員が賄賂を要求とか、フツーにありうる・・・。
不安いっぱいなオイラを乗せ、バスはいざカンボジアへ。
車内はほとんどツーリストばかりでちょっと安心。
まずバスのスタッフが全員のパスポートを回収。
この人の英語がクセありすぎて何を言っているか分からなかったのだが、
隣のお兄さんに聞くと、どうやらここでビザ取得費25ドルを支払うらしい。
よし、いざとなったらこのお兄さんに頼ろう。
去り行くベトナムの景色を眺め3時間。
バスは国境の街モックバイに到着。
いよいよ出国手続き。
荷物をすべて持ってバスを降りるよう言われ、ドキドキで建物へ。
まず荷物チェック、と思いきや荷物チェックの職員が不在。
『ま、いいか』みたいな感じで通過。ええんかい。
ここで待つよう指示され、待つこと5分。
いきなりオイラの名前が呼ばれ、渡されたパスポートは既にビザも出国スタンプも手続済み。
えええ、代わりにやってくれるの?!
簡単すぎてビックリ。
ビザカードも代理で書いてくれたみたいだけど、本人サイン欄があるのに通るんだね。
それはそれで大丈夫かと思うのだが。
とにかく無事ビザも取得し、いざカンボジアへ。
カンボジアでの入国審査は、係員に何度もパスポートの写真と見比べられ、
ひゃー!怖えー!って思ってたら日本語で、
『アナタ写真キレイネ』
『へ?!あ、サンキュー』
え?なにカンボジア、なんかフレンドリーじゃん、と思ったり。
ちなみに大抵の人が実物よりひどく写ってしまうパスポート写真、
オイラは逆に実物よりキレイすぎてムダに疑われます。とほほ・・・。
というワケで、ついにカンボジア入り!!
カンボジアというとやはり治安が気になるところ。
今回の移動も早朝に出発して明るい時間に着くバスを選び、
初めてAUSで買ったマネーベルトを腰に巻き、護身に備えるオイラ。
そして14時。着いたところはバスターミナル。
降りるなり早速トゥクトゥク(バイクの後ろに客席がついた乗物)に囲まれる。
あー。乗りたくないなぁ、トゥクトゥク。
乗るにしても流しのトゥクトゥクを拾いたい。
とりあえずターミナルを出て、川を目指すもやはりど方向音痴。
前か後ろか右か左かさっぱり分からず、結局流しのトゥクトゥクを捕まえる。
トゥクトゥクとかバイクタクシーの運チャンてキライなんだけど、
このオッちゃんは大人しくて可愛らしい人。
目的地のストリートを差し、『ハウマッチ?』と聞くと『3ダラー』
2ドルに交渉し、トゥクトゥクに。

↑ 思ったよりスピードが出ず時速は20km程度
いやあ、この距離を歩こうと思ったのは無謀だったか。
何とか目的地のストリートには着いたものの、滞在予定の宿が見つからず。
おっちゃんがいろいろ聞きこみながら探してくれたので、
最初の言い値の3ドルを渡すと、パッと笑顔で『サンキュー』と言いながら去っていった。
やっぱおっちゃん、可愛いわ~。
さて、ようやっとたどり着いたゲストハウス、
ここは10日前にベトナムのハノイで別れたFくんゴリ押しで、彼もまだ滞在してるらしい。
彼オススメの中庭はなるほど、確かにいい感じ。
いつものように受付で、『部屋はある?』と聞くと 『フル』
え?フル?
そのパターン、初めてですよ。
で、そこから徒歩1分にある通りのゲストハウスに片っ端から飛びこむも、まさかのフル。
今まではどこに行っても荷物を引きずりながら歩いてたら、
『ヘイ!ヘイ!ホテル?ホテル?』って声を掛けられまくっていたのに、フルってー?!
結局ようやく1軒空き宿を見つけ、選択権ナシで泊まることに。
しかもチェックイン後にプラグ穴がないことに気づき、ああ不便不便・・・。
それにしてもカンボジアは暑い。
まさにビールを呑むには最高の気候。
ビールを1本グイっと呑みほし、部屋のベッドにくたばっていたら訪問者あり。
『久しぶりー!!』
現れたのは10日ぶりのFくん。
年末にハノイで別れ、オイラがベトナムをひたすら南下している間、
彼はハノイからバンコク、バンコクからカンボジアのシュムリアップで友人らと合流。
アンコールワットを観光し、プノンペンで再びひとりで旅していたらしいのだが、
年末に別れたときとは別人のような健康ぶり。
『いやあ、もうプノンペン大好きです!住みたいと思った国は初めてですよ』
年末にラオス、中国、ベトナムを旅し、
中国入りから日に日にお口が悪くなり、怒鳴り、体調まで崩してしまったお坊ちゃまくんいわく、
『クメール人(カンボジア人)最高!』なのだそうで、
ベトナムからカンボジアに移動し、カンボジア人の人懐こさと笑顔に触れ、
かつての草食ボーイだった自分を取り戻したそう。
『でも治安大丈夫?』
『いや、この辺りは街頭があって明るいから、ビックリするくらい大丈夫ですよ』
カンボジアというとやはりアンコールワット遺跡群があるシュムリアップが有名で、
これといって何もないのが首都プノンペンなのだが、彼は既に1週間近く滞在している。
さっそくゴハン!!ってコトで街に繰出す。
心配な夜の治安も、確かにこの辺りは街灯多くあって明るい。
とりあえずクメール料理のロクラクとビールを注文。
今までビールを注文するとビンか缶だったけど、
ピッチャーでビールが呑めるのはこの旅初めてかも。

↑ ピッチャーのビールが約160円
ちなみにどこの国でも、お酌し合ってると隣テーブルの人が不思議そうな顔をします。
あれってジャパニーズだけの文化?
ビールはまさに『アンコール』でカンボジアに来たことを実感する。
喉カラッカラでビールが美味しーい!!
こちらがクメール料理のロクラク。

↑ なんかカフェメシっぽい。
味付けが濃く、ゴハンとの相性バッチリ。
フィリピン料理と似てる感じかな。一口食べて『フフフ』と笑える旨さ。
食後は王宮広場を散策。
ここは夜になってもローカル人で溢れとっても賑やか。
まさかカンボジアの夜の街をこんな風に歩けるなんて思わなかった。

続いてFくん宿の中庭で、オイラがベトナムから持ってきたウォッカ・ハノイで乾杯。
それにしても、Fくんが言うようにクメール人は明るくて馴染みやすい。
クメール料理も美味しいし、交通量も多すぎなくてFくんが好きになったのが分かる気がした。
【今日の家計簿】
パン×2 20,000ドン(100円)
ビール 1ドル
水、アイス 2ドル
クメール料理、ビール 5ドル
カンボジアビザ 25ドル
トゥクトゥク 3 ドル
宿(プノンペン)×2泊 12ドル
宿(サイゴン)×2泊 20ドル

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国境越えの朝。
今日は7時のピックアップバスに乗り、カンボジアの首都プノンペンに移動する。
目が覚めると7時10分。
って、寝坊やん!!
宿のねーちゃん、昨日起こしてくれるって言うたやん!!
急ぎでガガガと支度をし、ダダダと階段を降りていたら、自分の荷物で踵を強打。
置きぬけにデカいカサブタをこしらえるの巻。
急いでチェックアウトを済ませ、預けていたパスポートを受取ってバスへ。
フランスパンサンド&アイス珈琲を買うつもりできっちりドンを残していたのに、ムダになってしまった。
ってか、朝ゴハン抜きですかーい!!
ホントに起こしてくれるんだろうな、と疑ってたけど、
きっちり疑ってた通りのことが起こるからね、この国。
さて、カンボジア。
前夜ガイドブックを読んでて、怖そうなことばかり記述されててすっかりビビったオイラ。
ベトナムではボったくるし騙すしで、気を付けようと思っていたけど、
こっちは命の危険レベルなことが書いてあるじゃない。不安・・・。
さらに事前にビザを取得していないオイラ、国境でスムーズにアライバルビザが取れるのか。
国境職員が賄賂を要求とか、フツーにありうる・・・。
不安いっぱいなオイラを乗せ、バスはいざカンボジアへ。
車内はほとんどツーリストばかりでちょっと安心。
まずバスのスタッフが全員のパスポートを回収。
この人の英語がクセありすぎて何を言っているか分からなかったのだが、
隣のお兄さんに聞くと、どうやらここでビザ取得費25ドルを支払うらしい。
よし、いざとなったらこのお兄さんに頼ろう。
去り行くベトナムの景色を眺め3時間。
バスは国境の街モックバイに到着。
いよいよ出国手続き。
荷物をすべて持ってバスを降りるよう言われ、ドキドキで建物へ。
まず荷物チェック、と思いきや荷物チェックの職員が不在。
『ま、いいか』みたいな感じで通過。ええんかい。
ここで待つよう指示され、待つこと5分。
いきなりオイラの名前が呼ばれ、渡されたパスポートは既にビザも出国スタンプも手続済み。
えええ、代わりにやってくれるの?!
簡単すぎてビックリ。
ビザカードも代理で書いてくれたみたいだけど、本人サイン欄があるのに通るんだね。
それはそれで大丈夫かと思うのだが。
とにかく無事ビザも取得し、いざカンボジアへ。
カンボジアでの入国審査は、係員に何度もパスポートの写真と見比べられ、
ひゃー!怖えー!って思ってたら日本語で、
『アナタ写真キレイネ』
『へ?!あ、サンキュー』
え?なにカンボジア、なんかフレンドリーじゃん、と思ったり。
ちなみに大抵の人が実物よりひどく写ってしまうパスポート写真、
オイラは逆に実物よりキレイすぎてムダに疑われます。とほほ・・・。
というワケで、ついにカンボジア入り!!
カンボジアというとやはり治安が気になるところ。
今回の移動も早朝に出発して明るい時間に着くバスを選び、
初めてAUSで買ったマネーベルトを腰に巻き、護身に備えるオイラ。
そして14時。着いたところはバスターミナル。
降りるなり早速トゥクトゥク(バイクの後ろに客席がついた乗物)に囲まれる。
あー。乗りたくないなぁ、トゥクトゥク。
乗るにしても流しのトゥクトゥクを拾いたい。
とりあえずターミナルを出て、川を目指すもやはりど方向音痴。
前か後ろか右か左かさっぱり分からず、結局流しのトゥクトゥクを捕まえる。
トゥクトゥクとかバイクタクシーの運チャンてキライなんだけど、
このオッちゃんは大人しくて可愛らしい人。
目的地のストリートを差し、『ハウマッチ?』と聞くと『3ダラー』
2ドルに交渉し、トゥクトゥクに。

↑ 思ったよりスピードが出ず時速は20km程度
いやあ、この距離を歩こうと思ったのは無謀だったか。
何とか目的地のストリートには着いたものの、滞在予定の宿が見つからず。
おっちゃんがいろいろ聞きこみながら探してくれたので、
最初の言い値の3ドルを渡すと、パッと笑顔で『サンキュー』と言いながら去っていった。
やっぱおっちゃん、可愛いわ~。
さて、ようやっとたどり着いたゲストハウス、
ここは10日前にベトナムのハノイで別れたFくんゴリ押しで、彼もまだ滞在してるらしい。
彼オススメの中庭はなるほど、確かにいい感じ。
いつものように受付で、『部屋はある?』と聞くと 『フル』
え?フル?
そのパターン、初めてですよ。
で、そこから徒歩1分にある通りのゲストハウスに片っ端から飛びこむも、まさかのフル。
今まではどこに行っても荷物を引きずりながら歩いてたら、
『ヘイ!ヘイ!ホテル?ホテル?』って声を掛けられまくっていたのに、フルってー?!
結局ようやく1軒空き宿を見つけ、選択権ナシで泊まることに。
しかもチェックイン後にプラグ穴がないことに気づき、ああ不便不便・・・。
それにしてもカンボジアは暑い。
まさにビールを呑むには最高の気候。
ビールを1本グイっと呑みほし、部屋のベッドにくたばっていたら訪問者あり。
『久しぶりー!!』
現れたのは10日ぶりのFくん。
年末にハノイで別れ、オイラがベトナムをひたすら南下している間、
彼はハノイからバンコク、バンコクからカンボジアのシュムリアップで友人らと合流。
アンコールワットを観光し、プノンペンで再びひとりで旅していたらしいのだが、
年末に別れたときとは別人のような健康ぶり。
『いやあ、もうプノンペン大好きです!住みたいと思った国は初めてですよ』
年末にラオス、中国、ベトナムを旅し、
中国入りから日に日にお口が悪くなり、怒鳴り、体調まで崩してしまったお坊ちゃまくんいわく、
『クメール人(カンボジア人)最高!』なのだそうで、
ベトナムからカンボジアに移動し、カンボジア人の人懐こさと笑顔に触れ、
かつての草食ボーイだった自分を取り戻したそう。
『でも治安大丈夫?』
『いや、この辺りは街頭があって明るいから、ビックリするくらい大丈夫ですよ』
カンボジアというとやはりアンコールワット遺跡群があるシュムリアップが有名で、
これといって何もないのが首都プノンペンなのだが、彼は既に1週間近く滞在している。
さっそくゴハン!!ってコトで街に繰出す。
心配な夜の治安も、確かにこの辺りは街灯多くあって明るい。
とりあえずクメール料理のロクラクとビールを注文。
今までビールを注文するとビンか缶だったけど、
ピッチャーでビールが呑めるのはこの旅初めてかも。

↑ ピッチャーのビールが約160円
ちなみにどこの国でも、お酌し合ってると隣テーブルの人が不思議そうな顔をします。
あれってジャパニーズだけの文化?
ビールはまさに『アンコール』でカンボジアに来たことを実感する。
喉カラッカラでビールが美味しーい!!
こちらがクメール料理のロクラク。

↑ なんかカフェメシっぽい。
味付けが濃く、ゴハンとの相性バッチリ。
フィリピン料理と似てる感じかな。一口食べて『フフフ』と笑える旨さ。
食後は王宮広場を散策。
ここは夜になってもローカル人で溢れとっても賑やか。
まさかカンボジアの夜の街をこんな風に歩けるなんて思わなかった。

続いてFくん宿の中庭で、オイラがベトナムから持ってきたウォッカ・ハノイで乾杯。
それにしても、Fくんが言うようにクメール人は明るくて馴染みやすい。
クメール料理も美味しいし、交通量も多すぎなくてFくんが好きになったのが分かる気がした。
【今日の家計簿】
パン×2 20,000ドン(100円)
ビール 1ドル
水、アイス 2ドル
クメール料理、ビール 5ドル
カンボジアビザ 25ドル
トゥクトゥク 3 ドル
宿(プノンペン)×2泊 12ドル
宿(サイゴン)×2泊 20ドル

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Posted by マホチン at 12:00│Comments(0)
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