2012年07月14日
ギリ・トラワンガン7日目

ひょんなことから、お隣ロンボク島に遊びに行くことになりました。
ギリ・トラワンガン島からロンボク島へは小型船で約30分。
ロンボク島からさらにお隣のバリ島へはフェリーで約4時間。
ロンボク島とバリ島とは、島の面積がほぼ同じでとても近い距離にありながら、
宗教(バリはバリ・ヒンドゥー)も文化も、言語も異なり、
さらに島の間のウォレス線という「動植物分布境界線」を境に、
西の東洋区域と東のオーストラリア区域に分かれてるんですって。
日本人にとって「インドネシア」という国名よりも地名の方が有名な「バリ」と違って、
高級リゾートホテルが増えつつも、まだまだ手付かずのジャングルが残るロンボク島。
富士山クラスの活火山「リンジャニ山」や美しいビーチの景勝地もいっぱい。
(しかし今でも山賊が出没する危険な地域もあるのだそう)
だからこれらの島々を八重山に例えると、
ギリ・トラワンガン島が「竹富島」で、
バリ島が「石垣島」、ロンボク島が「西表島」という感じ(我ながらうまい例え)
・・・と前置きが長くなりましたが、島内をドライブしてビックリ。
えー!こんなに自然がキレイな島だったの?!

2年前の初インドネシアのときは、「バリ島→ギリ・トラワンガン島」道中の通過のみ。
ここで結構イヤなことがあってロンボク島って良い印象なかったんだよねー。


ロンボク島への船はこんな感じ。

ギリ・トラワンガン島で働く兄ちゃんのほとんどが、このロンボク島からの出稼ぎで、
みんなお給料をもらったらウキウキでロンボク島に里帰りしていて、ボートでも知った顔がチラホラ。
(もらったお給料はごっそり家族に渡しちゃうのだそう)
中には水のボトルがいっぱい。
ギリ・トラワンガン島で必要な物資は、すべてお隣ロンボク島から輸送されてくるので、
トラワンガンの物価はちょい高め。

既に観光ビジネスアイランドとなったバリ島やギリ・トラワンガン島とは対照的に、
高級リゾート地スンギギやマタラムなどを除く島内には、
驚くほど安価で買えちゃう土地がまだまだあるんだってー。
うちの父も、二束三文の山の土地を自己満足で買う人だったけど、
アタシも転売とか何かを建てる目的ではなく、どこか島の土地が欲しいなぁ(笑)

話は変わって、ギリ・トラワンガン滞在中ほぼ毎日食べてたのが「ミー・クア(Mie Kuah)」
栄養価ゼロ。お店でつくるインスタントラーメンなんだけど、これが美味しい。

いつも「ミー・クア・トゥルル・スケ」(卵入り汁麺ひとつ)って言って頼んでた。
インドネシア語で「1」は「サトゥ」なんだけど、ササック語だと「スケ」
共通語として「インドネシア語」というものは存在するものの、
島ごとにまったく異なる言語を持つインドネシア。
ササック語で挨拶するとローカルのリアクションがまったく違う。
ローカル 「ハーイ、マホ。ドコ行クー?(←日本語)」
アタシ 「ランパ・ランパ~(「散歩散歩」のササック語、インドネシア語では「ジャラン・ジャラン」)」
ローカル 「Ohooooooo!!you speak sasak?!Where did you study sasak?!(←英語)」
(え、何でオマエ、ササック語知ってんの?!どこで勉強したんだ?!」
ってな感じで大変ウケがよろしいのです。
(そしてこの後、「オマエ、歩き方がササック人だな」って言われたT_T)
まー、なので同じ国でも言葉がまったく違うから大統領夫人の某デビさんが、
「みんなちゃんとインドネシア語を喋ってー!」みたいなことを言うてるらしいです。
ちなみに知れば知るほどインドネシア語は他言語に比べて学習しやすく、
(時制によって変化しない、発音で意味が変わらない、表記はアルファベットのローマ字読み)、
挨拶と数字が言えるようになるだけでも短期間の旅行がグッと楽しくなるよ♪
Posted by マホチン at 12:00│Comments(0)
│オーストラリア&バリ里帰り