11月13日(火)
台湾の最高峰、玉山(3952m)西方に連なる『阿里山』に登るため、高雄から嘉義へ移動。
そう、九州サイズの台湾にそんな高い山があったのですよ!
急勾配をスイッチバックしながら海抜2000mまで登坂する『阿里山森林鉄道』で登るなんて、
鉄道ファンじゃなくても一度は乗ってみたいさー。
ハイライトは早朝、阿里山駅からさらに列車に乗り、海抜2450mの祝山駅から眺めるご来光。
運が良ければ雲海ごしに日の出を拝むことができるかもしれないのだ。
で、まずは高雄から嘉義行きの高速バスに乗るのだけど、これがまーチョー豪華!!
ふっかふか!!リクライニング!!・・・は当たり前。
各座席にテレビと水が付き、肘掛けにはなんとゲーム用のリモコンが内蔵。
スーパーマリオをはじめ懐かしのゲームが選び放題、映画もテレビも見放題、
さらにこのイスがマッサージチェアにもなってしまうのじゃ!
かくして快適に嘉義に到着。阿里山行きの鉄道窓口に行くと、
早速ホテルの客引きのオバサンに声を掛けられる。
比較的料金が高めの阿里山なので1000元くらい覚悟してたけど、オバサンの言う価格は650元。
うーんこのオバサンを信用して前払い金を払ってもいいのかなぁ。
悩んだ末、とりあえずホテル決定。急いで嘉義名物の『鶏肉飯』を食べに行く。
ゴハンの上に鶏肉とタレがかかっていて、シンプルだけど旨くて安い。一杯130円くらい。
来た来た、1日1本の阿里山鉄道。阿里山へは約3時間半の旅になる。
が、先月の台風で地滑りが起きているので、
阿里山手前の駅で降りてバスに乗り換えなければならないらしい。まじでー。
ゴトントゴトンと動き始めた電車。
車に追い越され、スクーターに追い越され・・・って、ってどんだけ遅いんだ!!
もうびっくりするくらい遅い。ゆっくりゆっくり市街地を走り、あとはひたすら山道。
1時間も経たないうちに麓を見下ろす山肌を走っていた。わー、なんか景色がすごいぞ。
だんだん霧が出始め、あっという間に視界真っ白!
霧!霧!霧!・・・な山中を列車からバスに乗り換え、ついに標高2170mに到着。
寒い!!日中気温25度の嘉義から出発し、現在気温9度。気温差どんだけ?!
なんとホテルから迎えが来ており、スムーズにチェックイン。しかも朝食付きだった。
極寒の霧の中、荷物を引きずりホテル探しをすることを思うと、客引きのおばちゃんに感謝だな。
ホテルや土産物屋に混ざり、標高2170mにスタバとセブンがある。どこまでも便利だ。
(ちなみに台湾、セブンの数は日本より多い気がする)
寒い場所だけあって、レストランは鍋物が多いよう。ただし、ちょっと日本価格。
安めの店で小龍包、牛肉飯のあんかけ、水餃子で美味しく体を温めたあとはセブンへ。
気圧差で袋菓子がもう笑えるくらいパンパン。
ホテルは7度にならないと暖房が入らない。
『月桂冠』をワリカンで買い、湯割りで体を温めて就寝。 明日は日の出見物だ!
【今日の家計簿】※1元は3.5円
(朝食)小包など 58元
(昼食)鶏肉飯 30元
(夕食)小龍包、牛肉飯のあんかけ、手作水餃 105元
ポカリスエット 25元
チョコ、珈琲、おでん 50元
日本酒(月桂冠) 44元
バス(高雄→嘉義) 260元
高山鉄道(嘉義→阿里山) 399元
『阿里山森林遊楽区』入山料 150元
宿『大峯山荘』 650元