朝からキリンビール横浜工場で一番搾りを3杯呑んでご機嫌な姉弟、
生麦駅から1時間近く電車に揺られ、13時の予約にギリギリ間に合いました。
セントル ザ・ベーカリー
オトウトも知っていた行列のできる高級パンのお店。
昨年パン大好き旅友かっしーに聞いて来てみたかったのよねぇ。
店に近づくや平日の真昼間とは思えない大行列。
この高級パンを求めて連日長い列ができるそう。ほえ~。
高級食パンと言えば、今やどこでも手に入るようになった「乃が美」が有名ですよね。
実家近くにできた時は母親が「ここ美味しいから」と持たせてくれて食べたら、
何だこりゃな旨さだったけど、
日常的に食べる食パンの中ではセブンの「金の食パン」がナンバー1な私。
スーパーで買う食パンよりはちょっと高いけど、あのモッチリムッチリ感とほんのりの甘さ、
どこのセブンでも買える便利さでマイベストオブ食パンといえば金の食パンですね。
もうね、パンの世界て青天井やん。出費とデブまっしぐらなので、
旅に出た時だけ買い込んだり、普段買わないようなパンを食べるに留めております。
というワケでウワサのセントル ザ・ベーカリー。
テイクアウトでは軽く1時間待ちでも、イートインはさほど待たずに入ることができ、予約も可との事。
炎天下の中列を作る方々を横目に早速店内に潜入。
↑ 広々ソファ席が用意されていた
オサレな店内のほとんどが女性客という中、お1人様女子が多いのが印象的。
誰かと休憩しに来るというよりは、本気でパンと向き合う場所なのかもしれない。
頼みたいオーダーは決まっている。そう、
3種の食パン食べ比べセット。
こちらはさらに、
A ジャムセット
B バター食べ比べセット
C ジャム+バターセット からチョイス可。
ここは迷うことなくBのバター食べ比べセットを選択。
え、パンには絶対バターでしょ(普段はマーガリンだけど)。
↑ バターはフランス産エシレバター、美瑛ファーム産バター、国産メーカーのバターという夢のコラボ
これに日替わりのスープ(紅イモのポタージュだったかな)とサンドイッチをオーダー。
普段なら卵サンドを選びたいところだけど、気になって10食限定のフィレカツサンドにしました。
まずは自分で好きなトースターを選んで自分の席へ。
↑ 可愛いけど、ポップアップ式はちょっと苦手なんだよなぁ・・・
さあ、来たよ来たよ。
↑ 食パン3種食べ比べ(Bバター食べ比べ)で1,100円
まずは左の角食パンを姉弟仲良く分け合って、生のままイタダキマス。
ハァ~。もっちりきめ細やかでしっとりしたお味。さすがの高級パン。
が、どんなに生食パンが美味しくても最後は焼きたくなる私。残り1/4をトースターにイン。
この少量を焼くのがポップアップ式だと難しく、最後の取り出しで一苦労。
ようやっと取り出せたところでバターを塗ってイタダキマス。ウッマー!!
これよこれ、やっぱり美味しい生食パンでも私は焼いた方が好きだなぁ・・・。
続いて真ん中のプルマン。こちらもまずは生のまま。
「うお!」「こりゃさっきよりスゴイねぇ」
これ、もう指跡が残っちゃうくらい先ほどのよりきめ細やかさが凄い。
今まで食べてきた食パンと全然違う。3種類の中ではこれが一番好きだな。
続いてイギリス食パン。
こちらは普段食べているパンの高級バージョンという感じで、
先ほどのような”何だこりゃ”はないけど、美味しいトースト。
ちなみに姉弟でずっとプルマンを
「
ブルマン旨いなぁ」「
ブルマンが一番旨いね」としたり顔で言い続けていたよ・・・。
バターの味の違いについては正直よく分かりませんでした(てへペロっ)。
続いて登場、1日10食限定のフィレカツサンドイッチ。
↑ お値段2,500円
使用しているパンは先ほど食べて一番美味しかったプルマン。
はい、旨ないワケない。
旨いんだけど、フィレ肉が旨すぎてパンに勝っちゃってるんだよなー。
ここはパンを楽しむべくやはり卵サンドにすべきだったかもしれない。
サンドイッチは並ばず買えるそうなので、今度テイクアウトしてみようかしら。
ちなみにサンドイッチには切り落とした耳もちゃんと出てくるので、これもきっちり頂きました。
「耳焼いて食べたいねぇ」と話していたら、
お会計の時に耳用のトースターがあった事に気づいたんだよねぇ・・・・。
食後は軽く銀座のアンテナショップをパトロール。
↑ 高知のアンテナショップで気になったミレーのアイス。しかし食べる場所も胃袋もここにはない
オトウトは銀座のアンテナショップ巡りが好きらしく、
休日はTAU(広島)内にあるキング軒で汁なし担々麺を食べたり、
銀座・わしたショップ(沖縄)でサーターアンダギーを買ったりしているらしい。
広島のアンテナショップで上下町の洋酒ケーキが買えるのには驚いた。
結構マイナーなお土産だと思ってたんだけど(洋酒がビッタビタでオススメです)。
さて、バックパックが邪魔なので、一度宿へ。
当日予約で選んだのはこちら。
トレインホステル北斗星
かつての寝台列車「北斗星」で使われていたパーツを再利用した宿泊施設。
私は電車マニアでも何でもないけど、ただドミトリーに泊まるよりずっとワクワクするじゃないか。
日本を走る寝台列車は子どもの時に2回、海外ではマレー鉄道に乗った事がありますが、
寝台列車旅ならではのワクワク感は特別な思い出として今も記憶に残っています。
場所は馬喰町駅出口を出てすぐという好立地。
↑ 部屋の窓から駅の看板を見下ろすほどの近さ。ちなみにずっと「うまぐい駅」と思っていたよ
館内は寝室はもちろん、食堂車のパーツを利用したラウンジや建具に至るまで寝台列車そのもの。
列車に詳しくなくてもこれは楽しい。
これはディープな鉄ヲタばっかなんじゃ・・・と思いきや、
「ここだから泊まりに来ました」とは関係ない長期の就活女子やシニアの方、外国人が多く、
写真をパシャパシャ撮る人も見なかった。
こうなると寝台列車は逆に寝床が狭く、シーツを引くのにメチャクチャ苦労したし、
布団が何度もズリ落ちそうになるし、ベッドの階段がモーレツ足に食い込んで痛いし、
使いやすさで言うと寝台列車に興味がない人は他のホステルに行った方がいいかも。
さてさて、荷物を置いて再びオトウトと向かったのはこちら。
プラチナフィッシュ
こちらも漫画で見て気になっていた電車見カフェ。
何となく電車繋がりが続いてるけど、ヲタではありませんからー。
何といっても特徴は今は使われていない駅のホームという立地。
左右すぐ脇を電車がひっきりなしに通るらしい。わー楽しみ。
トレインホステル北斗星からテクテク歩く事数十分。神田に到着。
カフェがあるのは国鉄時代に存在し、現在は使われていない「万世橋駅」。
その万世橋駅は現在オサレな商業施設に。
マーチエキュート神田万世橋
↑ 明治時代に作られた赤レンガのアーチがまたイイ
センスとは無縁の我々姉弟、あまりのオシャレ空間に
リバーカフェや意識高い系のセレクトショップの中を逃げるように抜けて2階へ。
さて、噂の電車見カフェ。
うっわー!!ホントに駅のホームのまんま。
一面ガラス張りで開放的なのがイイねぇ。
興奮する気持ちを落ち着け、まずは注文。
ここまで歩き倒しだったので甘いものが呑みたくてレモンハイをオーダー。
平日の16時頃だったけど、お客は我々姉弟の他お姉さんが一人だけだったので、
周りを気にする事なく立ち上がったりカメラを出したりできたのは良かった。
日常の中の非日常空間と言うんでしょうか。
なんとも不思議な場所だ。
最終的に我々姉弟だけの貸し切り状態になり、平日とはいえこれだけユッタリできるのは穴場。
公式サイトを見ても、あまりこのロケーション推しがないんだよな。全然有名じゃないのかしら。
何度も電車の両サイド撮りにトライしたり(しかし結局撮れなかった)、
のんびりケータイいじったり、思いがけず長居してしまった。
ちなみに廃駅の一部をしっかり残したエリアもあって、
なんとも言えないヒンヤリとした寂しい空間に背筋がゾクっとした。
↑ ここだけ妙にコワイ
カフェを出た後はまたオトウトとテクテク歩いて上野公園を通過し、
トータルにして歩くこと50分。ようやっと到着。
パティシエ イナムラ ショウゾウ
以前友人に教えてもらった人気のケーキ店。
昨年はかっしーと1時間並んでようやっと買えたけど、この日は平日の閉店間際とあってノー行列。
持ち歩くのが面倒で、外のベンチでイタダキマス。
ここは3回目だけど、
チョコがテッカテカだったり、洋酒がビッタビタな私好みのケーキがあって高いけど好きなのよね。
が、ベンチはやはり食べにくかった。食べきるのにしばし格闘。
結局帰りもホステルまで歩いて帰ったので、
馬喰町のホステルから神田のカフェを経由して鶯谷のケーキ屋を往復で歩いた距離ナント10㎞!
旅先だとナンボでも歩けるけど、
さすがに足が疲れてホステルでシャワーを浴びてキリンビール工場でもらったビールを呑んで撃沈。