3日目嘉儀→阿里山

マホチン

2016年05月06日 22:00



早朝、大陸からのご一行様たちの大声で目が覚めるの巻。マじ声量ハンパねぇよ。

さて、本日の目的は

阿里山鉄道に乗る事。

阿里山鉄道は日本統治時代に資材運搬用として作られた路線。

終着駅の阿里山駅はナント海抜2,216m!という事で、
ループ線あり、スイッチバックありの鉄道ファンにはたまらない路線なのですが、

幾度による自然災害により嘉儀~阿里山間は全線開通の見通しが立たず。
今は嘉儀から途中の奮起湖までの運転となっています。

とはいえ人気の阿里山鉄道。

全席指定席の乗車券は事前購入が難しく(電話で申し込んで、台湾の口座に入金するスタイル)、
前日の16時までに嘉儀駅の窓口で購入するか、当日8時までに窓口に並ぶしかない我々。

一応当日券が絶対に無理そうな週末を避け、平日の阿里山行きを組んだのだけど、
もしチケットが買えなければバスで向かう事にしよう(嘉儀駅横にバスターミナルあり)。


↑ 朝食ビュッフェは台湾飯オンリーでした。

阿里山目的の嘉儀での前泊であるため、
Google Mapを見ながらとにかく駅から近い理由で選んだホテルがこちら。

Yoyo Hotel

こちらのホテル、今回の滞在で一番リーズナブルでした(1泊1人3,000円くらい)。
嘉儀の街自体、駅周辺でも高級ホテルがなくリーズナブルな宿が多い印象。

英語も日本語も通じないけどスタッフの感じは良いし、
部屋も広くて駅ビューで良かった。バスタブを使うのは勇気が要るけど・・・。

さてさて、8時の窓口オープンに合わせて7時40分から並んでみた我々。
予想通りタクシーやホテルの客引き(と思われる)に声を掛けられつつ、頑張って並んだものの・・・

ぎゃー!既に満席!!

「立ち席ならあるけど、2時間半」と言われ、
バスでゆったり座るか、立ちっぱなしだけど鉄道にするか一瞬悩み、結局阿里山鉄道に乗る事に。

無事チケットを入手できたので(立ち席だけど)チェックアウトをするためホテルに戻り、
2人分のスーツケースを預けて1泊2日分の荷物のみを持って出発。

ここでスーツケースを預けたのは大正解。
道中アレを転がしながらの移動は無理だったわ。

阿里山鉄道に乗れるウキウキと、
2時間半立ちっぱなしという憂鬱さと複雑な気持ちでホームに着くと、鉄ヲタいるいる~。



実は9年前にも乗ってるんだけどね(笑)。

2007/11/23
11月13日(火) 台湾の最高峰、玉山(3952m)西方に連なる『阿里山』に登るため、高雄から嘉義へ移動。そう、九州サイズの台湾にそんな高い山があったのですよ! 急勾配をスイッチバックしながら海抜2000mまで登坂する『阿里山森林鉄道』で登るなんて、鉄道ファンじゃなくても一度は乗ってみたいさー…



席のない私たちですが、途中乗車の人が乗るまで席が空いていれば座っても良いのだそうで、
幸い私たちが乗り込んだ車両に空きがあり、座れる事に。ヤター!



列車はゆっくりゆっくり動きだし、結構揺れるなぁ。

40分ほどして着いた駅で私たちが座っていた席の主が現れ、ここからは立ちっぱなし。
この方が景色がよく見えるけどね(←負け惜しみ)。



そんなこんなで奮起湖駅に到着!!
山間の小さな観光地という感じで、SLの展示もまた鉄道ファンにはたまらない。



ネット情報では、ここから阿里山へは13時のバスがあるとの事で、まずは事前にバス停をチェック。
うーん。けっこうバスに乗る人多そうだけど、満席の場合いったいどうなるんだろう・・・と不安。
客引きのオジさんいるけど、いかんせん言葉が通じないのよねぇ。

気を取り直してバスの時間までまずは腹ごしらえ。

奮起湖で有名なのが 奮起湖弁当 。



タレがしっかり染みた鶏肉がドォォン!!
付け合せの緑の野菜とか筍とかバランスが絶妙で旨い。



レトロでステキな容器は購入も可能で、
通常の弁当(120元)と容器持ち帰り用(300元)を1個ずつ購入しました。

食後は愛玉豆花をイタダキマス。
酸味のあるレモンゼリーと豆乳プリンが冷たくて美味しい。



その後もお土産屋さんを散策し、バスの時間が迫ってきたのでバス停へ。
小さなマイクロバスに対し、オイオイこれ全員乗れんのかい、という程の人の多さ。

いや、このバス逃すと言葉の通じない我々外国人どうしていいか分からんし、
ここは申し訳ないけど真っ先に乗り込まなければ・・・と息巻く自分。

フタを空けてみるとお行儀の良い学生さんたちばかりで、
誰も我先に乗り込む事なく約1時間の道中ずっと立ってくれてました。

かくして予定通り、阿里山に到着でございます。わーいわーい!!

阿里山で楽しみにしていた事、それは 阿里山賓館 でのステイ!!

いやあ、もう素敵すぎた。

阿里山賓館
標高2274m、台湾国内最高の高さに位置する老舗ホテル。
阿里山森林国立公園内の中でもっとも安心でき、眺望も最高



↑ バスルームやバルコニーからマウントビューを拝めちゃうぜ。

建物は現代館と歴史館に分かれており、旧館にあたる歴史館の方は100年以上という老舗ホテル。
現代館の方は宿泊客が景観を楽しめるよう、



屋上がこんな風になっていたり(しかし急に天気が崩れて大雨・・・)、
施設内に滝が流れていたり、自然を満喫しながら楽しめる宿泊施設でした。



歴史館がこれまたレトロでステキ。
部屋の入り口には、日本の誰が泊まったとか書いてあって(蒋介石もかつて泊まったとか)、



せっかくなので歴史館にある「50年代コーヒーショップ」で珈琲をいただきました。
カフェラテ、大盛り過ぎて飲みきれず。



なんかアメリカのヨセミテ公園にあるアワニーホテルを思い出す。
1泊50,000円くらいしたから、泊まらず朝食だけ食べたけど(笑)

本当は落ち着いたところで辺りを散策したかったものの、一気に天気が崩れて雨ザーザー。
霧が凄い。



まぁ外に居る時じゃなくてヨカッタ、という事で日本から持参した入浴剤を入れてのんびりお風呂タイム。
夕食はホテルのビュッフェで頂きました。



やはり台湾、晩酌文化がないのか誰もビールやワインを飲んでない。
アルコールのメニューが無くてスタッフに声を掛けるも言葉が通じず、

マネージャーっぽい人に声を掛けてようやっとワインと対面。



ナント珍しい台湾のワイン。
1本4,000円弱と物価の安い台湾にしてはお高めかしら。ま、ホテルだしね。

料理は和洋中で山の中だというのにシーフードも充実。
地元産の筍やお豆腐も美味しかった。台湾はヘルシーで美味しい物が多くて嬉しい。

阿里山のもう1つの名物がご来光という事で、
チェックイン時に頼んでいたご来光列車のチケットを受け取り、駅までのバスのピックアップ時間を確認。

シャトルバスの時間はナント 3時50分!!
アガガ・・・起きれますように・・・。

関連記事