初めて湯来温泉に行ってみた

マホチン

2018年02月06日 00:01



1月生まれだけどスーパー冬嫌い、スキーもスノボも絶対しないを公言している私ですが、
以前から

”スキー場のレストランでメシ食いたいな~、そんで雪ごっそりの中で温泉に入りたいな~”

・・・と、ほのかに思っておりまして。

ここはひとつ、メシ&風呂目的でスキー場に行っちゃう?・・・と思い立ったものの、
雪道運転は絶対NG&人にさせたくないワケで、公共交通機関で行ける場所を検索してみる事に。

候補に上がったのは、
広島市内からほど近い「めがひらスキー場」とそのお隣の温泉付き宿泊施設「クヴェーレ吉和」。

しかしスキーバスを利用するとなると、リフト券が必要ない我々には往復5,600円と ちと割高。
というワケで、スキー場はやめて吉和町より広島市寄りの 湯来温泉 に行ってみる事に。

この湯来温泉、冬季は1日3便の無料シャトルバスを運航しているのだけど、残念ながら平日限定


↑ なぜ平日だけ・・・。せめて金曜夜だけでも仕事後に行ける便があれば・・・。

とはいえ、JR五日市駅から公共のバスもあり、雪道を運転したくない我々でもアクセス可。

「湯来ロッジ」のお風呂&レストランを利用するのがベターかなと思ったものの、
温泉宿の1つに日帰りプランがあり、送迎付きだったので今回はこちらを利用する事に。



湯来温泉 河鹿荘

「ゆっくり湯ったり」パック

彩り前菜3種盛り、山ふぐ(刺身こんにゃく)
カモねぎすき焼き(もしくは広島牛のすき焼き)
旬の天ぷら、季節の釜飯、汁物、香物
砂谷牛乳のジェラートと空口ママのミルクジャムを使ったデザート
[日帰り 個室利用 約4時間] 大人/1名様 4,500円(税サ込)


温泉入れて個室も使えて、しかも送迎付き。これだー!
おかみブログのメシ紹介が写真ではなく、まさかのイラストという斬新さ。


↑ 斬新っ

いつもならポチっとして予約完了だけど、こちらのプランは電話予約のみ。
電話口に出たのは丁寧な応対の年配女性。ああ、あの方が女将なのかしら。

かくして極寒の2月某日。
防寒対策ばっちりで友人と五日市駅で送迎車を待つ私。

予想はしていたけど、送迎車に乗るのは我々だけのよう。
いやースミマセンね、と往復1時間半の道のりにありがたさを噛みしめた。

五日市駅を出発して40分。
変わりゆく車窓からの景色にワクワクしつつ、宿に到着。


↑ 五日市駅から40分で来たとはとても思えない

すぐさまお出迎えの女性に案内され、記帳する事もなくあれよあれよという間に客室へ。
宿の玄関入って部屋に入るまで多分1分という最短記録。

ってか、コタツー!!



そして 雪ビュー!!



既にホカホカのコタツに足をいれ、さっそくお茶を煎れてもらって一息。
例のお菓子もあるし、いや~思いがけずお泊り気分。



冷蔵庫には瓶ビール、チューハイ、日本酒に焼酎もあるし、ひゃほー!!コタツでダラダラできるー!!

さっそく風呂場へ直行・・・したいのだが、古い温泉宿あるある 風呂まで遠いの巻。
しかし赤絨毯がばーっと続く昭和館満載な建物にワクワク。



「ここさあ、古いけど、コワい古さじゃないよね」
「分かるー!〇〇とか〇〇とかコワかったよね~」

・・・と、過去に泊まった恐怖宿の思い出を語りつつ、風呂場に到着。


↑ 夜は囲炉裏でメシが食えるらしい

数少ないネットのクチコミ情報では風呂が丸見えとか書いてあったけど、
ネットで使われている露天風呂写真は男湯のようで、女湯は視界控えめ。

とはいえ、雪が積もった川&せせらぎを楽しみながら入浴する事ができるので最高(しかも貸し切り状態)。
ポカポカで部屋に戻ると、



うわあ、メシだメシだ。

汁物と釜めしとすき焼きに火をつけ、冷蔵庫から瓶ビールを出して乾杯。
あああああああああああ、旨い。瓶ビールが旨過ぎる。

ふと外を見ると雪がキレイに舞っていて、



「なんかテレビ付けなくてもいいよねー」
「よく考えたら、この時間宿にいる事ってないよね」
「あー、フツー泊まりだと観光するもんね」
「いいねぇ、贅沢だー」

・・・と話しつつ、瓶ビールをボンボン開けていきます。
コタツ&ビール&雪、なんだコレ最高じゃないか。



すると突然鳴り出すお部屋の内線(電話機が古過ぎて音がコワいの巻)。

「はい」

「そろそろ天ぷら揚げても宜しいですか」

ソロソロ天プラアゲテモヨロシイデスカ・・・?

え、なに、ここ天国?
苦しゅうない。揚げよ揚げよ。

正直、値段が値段なので料理がどんなアレでもオッケー☆って思ってたのだけど、
前菜、すき焼き、天ぷら、汁物、炊き込みご飯、デザートもどれも美味しかった。
冷蔵庫から酒を取り放題ってのも嬉しい(いや、精算しますけど)。

食後は軽く散歩。



「ちょっくら男風呂でも覗くか」(おい)、と川づたいに宿の周りを歩いてみる。
確かに男風呂、我々がいる車道から丸見え。でもこっちの方が景色はいいんだよなー。

ちょっと雪で遊んで再び温泉に入って(これまた貸し切り状態)、15時にチェックアウト。
再び40分の道のりを経て五日市駅に到着。

山の中から一変して、雪のない都会の風景に
”あれ、さっきまで湯来に居たんだよね”・・・と先ほどまでの出来事が幻に思えてくる。

たった4時間の滞在だったけど、1泊した気がするんだよね。
温泉宿の日帰りプランって面白いわね。また行こうっと。

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